拝殿 楼門
拝殿はいでん 楼門ろうもん
拡大図はこちら(135KB) 拡大図はこちら(247KB)

拝殿及び本殿

楼門
拝殿はいでん及び本殿ほんでん 楼門ろうもん
拡大図はこちら(157KB) 拡大図はこちら(211KB)

本殿、拝殿及び楼門(福岡県指定文化財)
 南から石橋、楼門及び回廊、手水舎、拝殿、庇ノ下、本殿等が並でいます。
 本殿内陣は二重基壇で、正面三間、奥行二間、に向拝こうはい形式で、回縁まわりえん浜床はまゆかがあります。屋根は入母屋造いりもやづくりで桧皮葺ひわだぶき、棟に千木ちぎ鰹木かつおぎがおかれています。入母屋いりもや懸魚げぎょ大瓶束おおへいつかで飾られています。丸柱上に三斗六支掛、三手先、二重繁垂木にじゅうしげたるき鬼斗おにと尾垂木おたるきがあります。柱間は頭貫蟇股あたまぬきかえるまた繋肘木つなぎひじきに二斗吹寄せ、内法長押うちのりなげし、柱貫上は彫刻で埋められ、浅唐戸を花狭間はなざまと金具で飾られています。内部支輪打格子天井、匂欄付廻縁廊まわりえんろうを四方に巡らし、三斗四手先、正面段下柱は唐戸面取方法からめんとりほうちゅう幣殿へいでんと太鼓橋にて連なり、桁に海老虹梁えびこうりょうを用い吹き通しであります。外部三方を透塀すきべいで囲んでいます。幣殿は三間三面、拝殿は三間三面、格子戸仕切り同一床高で板張り、格子天井、軒は三手先斗組。柱間は内陣と同様、虹梁木鼻は象鼻内法長押うちのりなげし上に彫刻があります。向拝こうはいに唐破風柱裏に手狭があります。回廊は三斗組、四手先で相の間の脇障子にて止まっています。要するに、神仏混合様式の権現造りであります。
 楼門は三間二面、入母屋いりもや平入り本瓦葺であります。棟にしゃち隅棟すみむね留蓋とめぶたがおかれています。二重扇垂木にじゅうおおぎたるき、三斗組三手先で布石に丸柱を地履腰じぶくごし内法長押うちのりなげしを廻し金具打ち、内法長押及び柱貫はしらぬき上に透し彫刻をはめ込まれています。通路上の虹梁こうりょう大瓶束おおへいつかを置き、こぶし木鼻腰組高欄は三斗組三手先。上層は竪格子、桟唐戸さんからど建て貫上を彫刻で飾り入母屋に懸魚げぎょ大瓶束おおへいつかがあります。正面及び通路の腰長押上に透し彫り花狭間が眼をひきます。天井は隅に鬼斗おにとを用い格子であります。この建築は、一階と上層の柱位置を異にし、屋根・腰組の比例及び彫刻との調和が特に美しい和洋唐様一部天竺様の建築であります。


鳥瞰図

須佐能袁神社鳥瞰図すさのおじんじゃちょうかんず

森 三好作。筑後洋画の先覚。青木繁の師でもありました。
森の数少ない作品の一つです。


URL:http://www.susanoojinja.jp/
Copyright (C) ; 2003 , Susanoo-Jinja, All Rights Reserved.